菊芋(キクイモ)とはどんな野菜など?
  戦後の飢えを救った菊芋が再び現代の飽食を救う。

菊芋(キクイモ)は北米原産のキク科の植物です。草丈は2~3mにもなり、収穫前の秋口になると、菊に似た黄色い花を咲かせます。地下部には生姜に似たイモ状の塊根をつけます。

菊芋(キクイモ)の花 菊芋(キクイモ)の塊根

菊芋(キクイモ)は本来、北米大陸に定住するするインディアンの食料源でした。
16世紀初頭の頃アメリカ軍が北に進出しその寒さに打撃を受け、兵士たちは次々と倒れ勢力を弱めていきました。ところがそのあたりの地域に住むトピナンブ族は元気に生活していました。後で調べたところ、その食生活の違いは菊芋(キクイモ)であることが判明しました。

菊芋(キクイモ)の花  

日本へは、江戸末期から明治初め頃にアメリカより飼料用作物として導入され、第二次世界大戦後の食料難の頃には、作付統制野菜として代用食になりました。

 

その後、特に普及することもなく忘れ去られていましたが、近年になりヨーロッパにおいて成分の研究が進み、非常に栄養価が高いことが判明しました。

 

特にドイツを中心に機能性食品への活用の試みが盛んに成されています。日本においても最近になり、ようやく普及が進みつつあります。

   

菊芋(キクイモ)の糖質にはデンプンは含まれておらず、イヌリンという多糖体により構成されています。菊芋の主成分であるこのイヌリンこそが注目される所以であり、様々な健康機能性を備えています。

 

このイヌリンはタマネギ、ニラ、ゴボウ、アザミなどのキク科の植物に多く含まれていますが、菊芋(キクイモ)にも多く含まれております。

菊芋(キクイモ)の成分グラフ

イヌリン以外の成分
ミネラル:カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、ナトリウム
ビタミン:ベータカロチン・B1・B2・C・サイアミン・リボフラビン・ナイアシン・ビオチン・アスコルビン酸
酵素:イヌリナーゼ・プロティナーゼ・インベルターゼ・ホスホリラーゼ・フォノラーゼ
必須アミノ酸:ロイジン・リジン・フェニルアラニン・ヒスチジン・メチオニン・ベアイン・コリン

菊芋(キクイモ)乾燥粉末100g中のミネラル含有量

菊芋(キクイモ)の成分表
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